217日[水]〜 22日[月]
〈最終日6時終了〉

伊勢丹新宿店本館7階=催物場

未来のアートの扉を
開けよう

新しい技術の発達は、アートの世界にも大きな影響を与えます。特に現代では、急速な革新を遂げた電子・映像技術がクリエーターの創作意欲をかきたて、新たなアートを生み出すベースになっています。今回は、その旗手となる若手アーティストを中心に、多様なメディアアートや体験型アートが伊勢丹新宿店に集合します。テクノロジーと想像力で生み出される未来のアート。
その入り口を、ぜひ体感してください。

EVENT

2月20日[土]2時〜2時45分
「匠を救うデジタル科学」小林泰三氏(デジタル復元師)

2月21日[日]2時〜2時45分
出品アーティストによるギャラリートーク
ゲスト:宮津大輔氏(現代アートコレクター)

近未来美術展出品者一覧(順不同)

  • 高山 穣
  • 辻野 裕明
  • 小林 泰三
  • 株式会社 大橋製作所
  • 西野 壮平
  • 水谷 吉法
  • 石川 和人
  • 田中 和人
  • 藤原 更
  • Kiiro
  • 安藤 俊己
  • 藤原 悠里
  • 大石 雪野
  • 寅貝 真知子
  • 川﨑 広平
  • 湯浅 克俊
  • 片山 健
  • 金子 和正
  • 松原 史奈
  • 小川 奈美
  • 浅井 一輝
  • 中山 桃歌
  • MATHRAX
  • 倉地 比沙支
  • 真壁 友
  • 田部井 勝
  • 田中 慶

高山穣

CGから生まれる輝き

独自開発のコンピューターアルゴリズムが生成する精緻な造形を応用し、宝飾品のような表現を試みた作品。

「Orb」 54,000円
(アクリルマウント加工/36.4×51.5cm)

MATHRAX

水面に映る光のように

三角形のオリジナルLED基板に夜景の色彩データを取り込み、結合させることで、さまざまな形と色を表現する作品。

「ひかりのミナモ〈星〉」 259,200円
(LED・電子部品・アクリル/31×3.6×35.5cm)

田中和人

再生される記憶の色

小学生たちが描いたたくさんの絵画を、コンピューターでモザイク状に抽象化。
表現されたさまざまな色が、もとの絵画の記憶を伝えます。

「Untitled Composition」 172,800円
(digital chromogenic print /92.5×74cm)

藤原更

バラ、蓮などの植物を、一片のポエジーも介在しない不断の生命が循環する瞬間として捉える藤原氏の作品。仕上げに至るまでのすべてを一体化させることで、光の写真を完成させようとする試みで注目されている。

「La vie en rose01」 648,000円
(Large,UV Cut Ink jet print /64.8×108cm/ed.8部)

藤原悠里

ポップアートとしての書道を目指し、デジタル技術を使った作品を生み出す作家。今回は音楽をテーマに、象徴的なアイコンを表現。

「Adorable Lip」 32,400円
(デジタルプリント/23.5×23.5cm)

安藤俊己

デジタルアートの表現の範疇にとどまらず、幾重もの層を作り立体感を生み出すことで、ポップでありながら存在感のある作品に。

「ゴルフ日和」 44,280円
(フィルムレイヤードジクレー/S6号)

辻野裕明

スイッチ、LED、スピーカーなどの入出力装置を左右対称に配置。人も含めたインターフェイスの対称性を表現した作品。

「prayer No.2」 216,000円
(LED,substrate/幅9.5×奥行13.5×高さ5.5cm)

寅貝真知子

5万枚以上の写真の中から10~30枚の写真をパソコン上で調合し、立体加工。写真の色や線に注目し、それらを奥行方向に調合することで、新しい空間を生み出している。

「unio mystica」 64,800円(額代別)
(ローレフォト/42×59.4cm)

小林泰三

国宝の屏風に描かれた淀殿の着物をリアルに再現。桃山時代の刺繍着物をスキャニングしデジタル復元の後、綸子にプリントした“染め刺繍”。さらに上から職人が刺繍を加えた、デジタルと匠の技が融合した作品である。

「藤文様小袖」絹
(幅67×長さ146cm)
※展示のみのご紹介です。

田部井勝

常温におかれた水の分子が一番安定する姿へ変容していく「氷の融解」の過程を、3Dスキャナーで3次元的に記録し、3Dプリンタで再出現させた。

「Recordable - ice -」 194,400円
(ABS/9体1組)
※写真は作品の一部です。

田中慶

威厳のある佇まいと力強い造形を持つワシミミズクのフォルムの中に、隠された臆病な心を木彫で表現。内部にはセンサーモーターを搭載。

「timid owl」
(本体:木彫、内部:センサーモーター/幅60×奥行50×高さ180cm)
※展示のみのご紹介です。

株式会社 大橋製作所

数楽アート
数学の2変数関数を、金属加工技術を駆使して立体グラフ化したステンレス製のアート・オブジェ。数式を目に見える形として表現した作品。

「GAUSSIAN(ガウス関数)」 38,880円
(ステンレス/幅11.3×奥行11.3×高さ7.5cm)

大石雪野

作家自身の姿を撮影した約6時間分の映像を2分18秒に縮め、彫刻作品に投影。女性の浴びる日の光は、彫刻の表面上で朝の日差しから夕陽へと急速に移り変わる。

「Time continuity seen on her surface」
(グラスファイバー、プロジェクター/幅150×奥行85×高さ100cm)
※展示のみのご紹介です。

川﨑広平

アクリル、オイル、LED素材の「要素や可能性」を組み合わせ、構造物の美しさを追求。宇宙で静かに浮遊する生命を感じさせ、異空間へと誘う作品。

「Untitled」 194,400円
(Acrylic,oil,LED/幅6×奥行20×高さ14cm)


石川和人

現代に生きる、人々のアイデンティティの喪失を主題としたシリーズ。大量のインクを用いて出力した半乾の写真データを一枚の紙の上で混ぜ合わせる、デジタルとアナログのハイブリッドアート。

「Humanity」 ※価格はお問い合わせください。
(Lambda print /75×58cm/ed.10部)

水谷吉法

色と形を切り口に、日常のちょっと気になる風景を切り取ったシリーズ。インターネット世代ならではの色彩感覚や制作スタイルを感じさせる作品。

「Colors」 ※価格はお問い合わせください。
(Archival pigment print /53.3×80cm/ed.5部)

西野壮平

生命が“移動する”という根源的な行為そのものに着目し、身につけたGPSによって記録された自身の日々の移動を可視化することを試みた作品。

「Johannesburg, 06.01.2015, from the series "Day Drawing"」
※価格はお問い合わせください。
(Inkjet print/47.3×31.9cm/ed.3部)

真壁友

時刻を表す機能を持ち動く彫刻とも言える時計。時計の魅力は複雑に重なりあった歯車が作り出す美しさにあります。歯車は一つ一つが役割を持ち、意味があります。

一定時間毎にボールが転がりかすかな音が響きます。視覚だけでなく聴覚でも時の経過を感じる作品です。

「時の可視化 2016」 226,800円
(CAD、CNCフライス、旋盤加工 / 幅8 x 奥行7 x 高さ28 ㎝)

体験型アートコーナー

会場では東京大学大学院 学際情報学府 学際情報学専攻の院生による、
さまざまな体験型アートも登場します。
主にセンサー系のテクノロジーを用いた表現方法で、
体験者の五感に訴えかける作品を展示しています。
※こちらの作品は展示のみのご紹介です。

「えくす手」

小川奈美

さまざまな形や色に変化してゆくバーチャルな“手”でピアノを弾くことで、身体拡張の感覚がインタラクティブに体験できる作品。

「生き-モノ」

中山桃歌
「物」が「生き物」に変わる瞬間を、測距センサーテクノロジーを使って表現。体験者が近づくと、羅列された5つのボックスが逃げるようにアクションする。

「Eye See」

片山健
人工的な「眼」に人が視線を感じるかを試す作品。

「おわりスナップ」

浅井一輝、金子和正、松原史奈
その人を証明するための写真にも、実際と違って見えたり、違和感を持つ場合があることに着目。体験者が意図しない、意外な証明写真を撮影することで理想と現実の境界を探る体験型アート。