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ニューヨークのリアル

JOEL HOLLAND

ジョール ホランド氏 インタビュー

Joel Holland_ジョール ホランド
イラストレーター兼レタラー。自身がこよなく愛するニューヨークに居を構える。インスピレーションの源は、伝統的な書籍の表紙デザイン、90年代ヒップホップ、バスケットボール、食べ物、そしてコーヒーや旅など。雑誌や書籍、テレビCMのほか、オフィスの壁やモデルの臀部に作画するといった、ユニークな作品も手がける。

NYという土地を選び、活動を続けている理由

物心ついたころからずっと、ニューヨークに住みたいと思っていたんだ。子どもながらにね。ニューヨークではすべてが魔法のようで、完璧で、しっくりきた。ジャズに、ヒップホップ、バスケットボール、食べ物、生き方、なんでもあった。

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NYの好きなところは?また、嫌いなところは?

人の多様さが気に入っている。世界中の言葉や生き方が溢れているんだ。時間の流れ方も好きだね。1年間フロリダ州南部にいたときは、ニューヨークのエネルギーが懐かしかったよ。ニューヨークには、やることも、見るものも、学ぶこともたくさんあった。最大の不満は、物価がめちゃくちゃ高いことだけど、そのおかげで活気があるのかもしれないね。

NYを色で例えると?

何色かって?ありとあらゆる色、そして白だね。ニューヨークでは夜になると、記念日やイベントにあわせてエンパイア・ステート・ビルディングが照らされるんだ。中でも白いライトで照らされているときが一番好きさ。まるでウディ・アレンの映画のようだよ。

自身の作品もNYの影響を受けている?

もちろん。最近ニューヨーク以外の都市に住む機会があって、なおさらその通りだと思う。気候が違うから服が違うし、店も違う。ニューヨークでは、至るところにあるすべてものがインスピレーションの源になる。色彩、音、あらゆるものが生活に流れ込んでくる。ここだという一カ所を選ぶことはできないけど、何をしたらいいかならわかる。歩くんだ。ありとあらゆるところを歩く。それからコーヒーだね。コーヒーの店を発掘するのが好きなんだ。

これからアートの世界を目指す人にメッセージを

がむしゃらにがんばってほしい。しっかりと前を見て、アートの世界の仕組みや成り行きにも目を向けること。でも、自分が持っている信念に正直でいることを忘れてはいけない。

今回の「ISETAN GUIDE for STYLING」の表紙はジョール氏のタイポグラフィーによるものです。